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法学部

【慶應義塾大学法学部小論文】0から小論文対策|小論のプロが直伝!

慶應義塾大学法学部小論文の完全対策

本ブログ記事では慶應大学法学部の小論文の入試でどのような対策、準備をしたら良いのか?をお伝えしていきます。

慶應法学部の小論文に必要なのは?
  • 何が求められているかを理解する
  • 知識と論理的思考力を鍛える

法学部の入試では、法律、政治、最近の話題、または倫理に関する小論文が出題されることが多いです。
このような問題に対応するためには、これらのテーマについて基本的な知識が必要です。

具体例: 法律の基本的な用語(例えば、「憲法」や「民法」)や、政治に関する基本的な制度(例えば、「民主主義」や「三権分立」)について学ぶ。

入試で良い結果を出すためには、ただ知識を持っているだけでなく、その知識を使って論理的に考え、自分の意見をしっかりと述べる能力も必要です。

具体例: 「スマホの使用が子供に与える影響」についてのデータや研究を集め、それを基に自分の意見を形成し、論理的に説明できるように練習する。

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慶應法学部小論文の全体概観

字数1000字以内 90分

ただ単に、文章を書き連ねていくだけではなく、文章内容を理解してるのか?(理解力)やいかに文章を上手くまとめるチカラがあるのか?(文章構成力・論理性)や豊富な発想力などが期待されています。
受験生が陥りがちなミスとしては、

  • 突飛すぎること
  • 文章が定型文過ぎること等が挙げられます。

問題文自体の読解の難易度は高いですが、落ち着いて読めば筆者の論点とそれに対比している意見が浮き彫りになってきます。
それらを元に要約を行っていけば、良い文章を書く材料となるでしょう。
(稀に、問題に要約の可否について書かれていない場合もありますが、基本は小論文の先頭に2割5分〜4割弱の要約を付けましょう。)
しかし、問題文を読解し、要約し、自分の考えをまとめるのには90分はそう長くありません。
そのため、普段から物事を考える癖を付けておきましょう。

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慶應法学部小論文を解く際の考え方

それでは実際の入試での進み方を1ステップずつ解説していきます。
ご参考にしてみてください。

  1. step1
    課題文を読む
  2. step2
    文章構成・論理性
  3. step3
    意見論述・独創力

ステップ1 課題文を読む(読解・理解力)

  1. step1
    課題文を読む
  2. step2
    文章構成・論理性
  3. step3
    意見論述・独創力

(目標時間15分)

まずは、課題文の読解です。先ほども書きましたが、慶應義塾大学法学部の小論文では、法律や政治等に関する課題文が多いです。そのために、普段からそれらの文章に馴染んでおいた方が絶対にいいでしょう。そのことが、本番でも落ちついて課題文を読むことに繋がります
もし新聞をとっているならば毎日、政治や法律、国際関係に関わる記事に目を通すことに加えて、社説を読むことも読解力を上げることや良い文章を書く手助けとなります。

当塾では現代文の勉強時に使用する『コトバはチカラだ!』『読解を深める現代文単語』といった教材で文章の中に出てくる難解な単語を自身で噛み砕いて理解する練習をすると良いでしょう。

要約をすること=文章の内容を自身で再構成するという意味ですので、中途半端な理解では文章を要約することはできません。読解力に不安のある方はまずは、コトバレベルでの確認を行っていくと良いでしょう。

事前に読んでおくと良いのは?

加えて法律学科を目指す方ならば、『父と娘の法入門 (岩波ジュニア新書 (519))』が良いでしょう。
法学者である筆者が、娘に対して法律をわかりやすく教えるというもので、スラスラ読める上に内容もしっかりしているので、将来法律学科に進む人にも政治学科に進む人にもおすすめできる本です。まさに、法律初学者向けといったところでしょうか。

他には、法律学科であればJuristや、法学セミナーなどで、自らが気になった巻を買って、法実務に携わる人たちの考えに触れてみるのもいい刺激となるでしょう。
また、政治学科に進みたいと考える人は 『はじめて出会う政治学―構造改革の向こうに (有斐閣アルマ)』などの初学者向きの本を読むのもいいでしょう。他には、プラトンの『国家』などやモンテスキューの『法の精神』などの政治哲学・社会学の古典の名著もお勧めします。政治哲学・法哲学の課題文を読み解くには相当程度役立つでしょう。

ステップ2 文章構成・論理性

  1. step2
    文章構成・論理性
  2. step3
    意見論述・独創力

次は、自らの意見を書くときに重要になる「論理的な思考力」や、文章の説得性を強めるための「文章構成力」が問題となります。
まず、文章を読んで自分が述べたい結論を最初に書くのも一つの手です。それにより、文頭で自分の立場を明らかにすることができるため、その意見を核に文章展開をすることが楽になります。
次に、筆者の立場と自分の立場を比較させて書くことも重要となります。文章を読解したということを理解することを採点者に明示するためにも重要です。事前に文章を読解しているのですから、好き勝手に文章を書くのはいけません。
また対比を用いることで、自分の文章に厚みを持たせることが可能になります。もちろん、自らが見つけたその対比を乱用するだけではなく、自分の主張したい意見と関連付けましょう。

「論理的な思考力」は一昼夜で得られるものではありません。
ですが自身に「論理的な思考力」がないからと言って悲観的になるのではなく、まずは上手な人の文章を真似したり、参考にしたりすることから始めましょう。
特に、上記の本の作者はそれらの道の専門家なのですから内容に注目するのはもちろんのこと、上手なものの言い回しや語尾の使い方などを取り入れていくことが上達の第一歩となっていきます。

ステップ3 意見論述・独創力

  1. step3
    意見論述・独創力

法学部の論述力問題において肝になってくるのは、いかにして課題文と自らの意見を関連づけて文章を展開できるかと言えます。
急に、自分の意見を述べろと言われたところで思い浮かぶものではないでしょう。
しかしながら、上記の通り新聞や多様な本を読むことで、法哲学や社会学における問題点を見いだせる蓋然性は大幅に上がります。
そこで、意見論述において求められているのは独創力・発想力です。

もちろん、その発想や独創的な考えが突出しすぎる必要はありませんが、散々語られているような意見を述べたところで、それはあなた自身の意見とは言えません。かといって、あまりに突飛な意見を述べても、その根拠を1000字で述べるのは楽なことではないでしょう。
ですから、ある程度独創的な意見を本番前までに自分の中で醸成させておきましょう。
そして、数百字程度で自分の意見をまとめておくことで、本番でも臆することなく記述できるでしょう。

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